麦船橋句会

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掲示板の主旨に反する投稿は掲載されません。掲載の是非は管理者が判断いたします。予めご了承願います。
富美子さん (8ba7segn)2022/8/17 08:41 (No.31832)削除
船橋句会のみなさまへ
  8月の通信句会の投句一覧が出来ましたので
  送付いたしました。
  抜けや間違い、届かないというときは御連絡ください。
  選句をお待ちしています。
   富美子
返信
返信0
智美さん (8dfroqvi)2022/8/7 07:56 (No.31012)削除
第554回麦っこ お題

 季語  立秋

 文字  接

 当季雑詠
返信
のんさん (8b8xe2bx)2022/8/14 17:57削除
第554回麦っこ 投句

 立秋の木霊は父の声に似て
 接続の一時間待ち法師蝉
 稜線の黒く定まる秋はじめ
智美さん (8dfroqvi)2022/8/14 15:15削除
第554回 麦っこ投句

 禅寺の砂利の渦巻秋立てり
 特急を待って接続千葉秋暑
 戦没者慰霊碑サルビアの真っ赤
まりさん (8aq66elk)2022/8/14 09:35削除
554回投句

チェリストは児童福祉司秋立てり
溶接の火花明日より盆休暇
足首を委ねる川瀬秋の雲
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/8/13 15:18削除
554回 投句

指先のパンの弾力今朝の秋

タンカーの接岸角度海晩夏

生かされていると一言夏見舞
太郎さん (8aq3zcoi)2022/8/13 09:59削除
麦っこ554 投句

しかとするピカソの女今朝の秋
接待のことば涼しき家刀自
湾奥の夏の終りのEbb Tide
ふたばさん (8augfkle)2022/8/13 01:23削除
第554回麦っこ投句

立秋や達治の詩集読み返す
接戦を終えて球児の汗の粒
入道雲キリンの首に湧き上がる
不来方さん (8aqapchq)2022/8/10 20:28削除
第554回麦っこ投句

立秋の雲いづこよりいづ方へ

小説の中の接吻いなびかり

思い切りマスクを外しアッパッパ

まりさん わたしの中国山地麓の実家も同じく浄土真宗の部落の共同墓地です。
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/8/9 09:32削除
554回投句

岸壁に並ぶ釣り竿秋来たる
四回のワクチン接種夏終る
小さめのドッグウエアー秋暑し
こがめさん (8atk17xs)2022/8/8 21:43削除
第554回麦っこ投句

熱中症の字幕が目立つ今朝の秋

接待や里山グルメに山清水

向日葵を野菜作りの仲間とす
返信9
まりさん (8aq66elk)2022/7/31 21:40 (No.30221)削除
552回投句一覧&選句

「草いきれ」
草いきれ走者一掃ホームラン
塩の道のなべて沢沿い草いきれ
遺跡へと辿る細道草いきれ
草いきれ引込線の錆び鉄路
空堀に戦さの匂い草いきれ
廃線の駅舎の小闇草いきれ
頂上に出る寸前の草いきれ
少年の秘密の基地や草いきれ
平泉駅まで一里草いきれ
会釈して過ぎる少年草いきれ

「都」
木の香り残る都電や青葉風
闇に沈む南都七寺山夕焼
冷房や小池都知事の目の怜悧
歌舞伎座へ都電で行きし遠き夏
炎天や都心の地下を徘徊す
大西日都電の客は片側に
稲の花住めば都の風さわわ
コンクリの裂け目どくだみ副都心
都より望む故郷の盆の月
掻い潜る首都圏の網旱星

「雑詠」
絵手紙の忍いち文字の団扇かな
純喫茶六枚羽根の天井扇
不意の喜雨久闊を叙す雨男
灼熱や墓誌に夭折五人の名
蓮ひらく水のちからを葉に湛え
門前に交わす挨拶水を打つ
月見草咲く気を見せて小一時間
大西日国境線が脆くなる
湯を足しぬ子供ブールや北の国
農婦なる母の手厚き胡瓜もみ


コロナの勢いには唖然とするばかりです。
今までの陽性者は、知人の知人という顔を知らない方ばかりでしたが、
ここにきて、お付き合いのある知人や親戚に陽性者が出始めました。
ワクチン効果なのでしょうか、みなさんかなり軽症なのが救いです。

不来方さん、
4回とも副反応全くなしの友人も心配で医師に訊いたら、関係ない!と一蹴されたそうですよ。
それはそうでしょうが‥‥。
返信
智美さん (8dfroqvi)2022/8/14 10:40削除
第552回 麦っこ選句

 ○遺跡へと辿る細道草いきれ
 ○空堀に戦の匂い草いきれ
 ○闇に沈む南都七寺山夕焼
 ○稲の花住めば都の風さわわ
 ◎灼熱や墓誌に夭折五人の名
天馬さん (8bszqp0p)2022/8/7 18:49削除
552選句

○草いきれ引込線の錆鉄路
○廃線の駅舎の小闇草いきれ
○頂上に出る寸前の草いきれ
◎稲の花住めば都の風さわわ

コメントなしですみません。
ふたばさん (8augfkle)2022/8/6 18:56削除
第552回選句
〇草いきれ引込線の錆び鉄路
〇廃線の駅舎の小闇草いきれ
 二句とも廃線になった鉄道。赤字路線で、今後廃止される鉄道が多くなりそうです。この二句はそれ等の鉄道の末路を見る思いがして寂しい。

〇稲の花住めば都の風さわわ
 土地に馴染んでくれば「住めば都」ですね。「風さわわ」に安堵感があります。

◎大西日国境線が脆くなる
 戦争を端的に表現されています。大西日の赤さと暑さに戦争の酷さまで想像されます。
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/8/6 10:00削除
552回選句
◎闇に沈む南都七寺山夕焼
 「奈良七重七堂伽藍八重桜」南都の風情が季節を変えて巧く表現されていると思います。
〇空堀に戦さの匂い草いきれ
〇廃線の駅舎の小闇草いきれ
 空間の広狭の違いはあるが、夏草のむせ返る様子が感じ取れます。
のんさん (8b8xe2bx)2022/8/5 22:41削除
第552回 選句

◎塩の道のなべて沢沿い草いきれ
 塩が貴重だった時代をしのびながら、今は歩く人も少なくなった道を辿っているのでしょうか?沢沿いはことに夏草の元気も良いのでしょう。
〇少年の秘密の基地や草いきれ
 戦後の日本、公園など整備されていない時代、空き地が点在していました。夏休みの楽しい思い出かも知れませんね。
〇闇に沈む南都七寺山夕焼
 盆地は日の沈むのが早く、山は暮れ残るのでしょう。ぽつぽつと点き始めた家々の灯が見えるようです。
〇稲の花住めば都の風さわわ
 移住者なのでしょうか。「風さわわ」に今の生活の充足感があります。
〇農婦なる母の手厚き胡瓜もみ
 厚い手で作ってくれた胡瓜もみの味を懐かしく思いながら、作者も胡瓜もみを作っているのでしょう。
太郎さん (8aq3zcoi)2022/8/5 15:55削除
麦っこ 552 選句
「草いきれ」
◎塩の道のなべて沢沿い草いきれ
 東京の下町にも、昔、下総の浜から江戸へ塩を運んだ塩の道があるが、掲句のそれは、峠を越え沢に沿った古道で、江戸時代の繁栄の跡を偲びながら、草いきれの中を歩いているのだ。栄枯は移る世の姿…である。
〇空堀に戦さの匂い草いきれ
 空堀の跡を散策していると、松籟が戦の鬨の声のように聞こえたりする。生い茂る草が、往古の戦場の匂い、雰囲気を漂わせているのだ。

〇廃線の駅舎の小闇草いきれ
 廃線の駅舎は、人影も灯りもなく、昼なお小暗い。その寂しさと辺りに伸び放題の夏草の勢いが対照的である。「小闇」がやや難解であるが。

〇少年の秘密の基地や草いきれ
戦中・戦後の少年時代に、日の暮れまで遊びほうけた里山や田園地帯を懐かしく思い出す。昭和・平成・令和と時を経て、その辺りもすっかり住宅街になって、少年の「秘密基地」もほんに珍しいものになってしまった。
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/8/5 11:18削除
552回 選句

○空堀に戦さの匂い草いきれ

古戦場跡に遥か昔の戦さの匂いを感じ取る事があります。共感の一句。


○稲の花住めば都の風さわわ
景としての稲の花がいいですね。大好きな季語。
自然体で今の暮らしを受け入れている姿が見えます。
心が軽くなる一句。

◎大西日国境線が脆くなる

脆くなる国と国との関係。
危うい世界情勢に心が曇るばかりです。
そこに生きる人々はないがしろにされて。
大西日が効いています。
こがめさん (8atk17xs)2022/8/4 14:56削除
第552回麦っこ選句

〇草いきれ引込線の錆び鉄路
〇廃線の駅舎の小闇草いきれ
故郷の陸羽東線のことが新聞に出ていました。無人駅が多くなりましたが、通学らで利用しているのに・・・。田舎に帰る方法を考えてしまいした。
「錆の鉄路」「駅舎の小闇」 さびしさを感じますが逆に思い出にひたっている感じがします。

◎稲の花住めば都の風さわわ
田園風景はいいなと思います。逆に働いている人の大変さもあると思いますが・・・。
梨園に囲まれている現在地も住めば都です。ちょっと複雑なきもちになります。
「風さわわ」がいいなと思います。

〇農婦なる母の手厚き胡瓜もみ
母の育てた胡瓜、そして丁寧に切って味付けも。いいな。
同郷の夫は「母」の味を忘れられないようです。
まりさん (8aq66elk)2022/8/3 10:25削除
552回選句

〇空堀に戦さの匂い草いきれ
佐倉城址の空堀もうっそうとしており、映像でしか見たことのない戦を思ってしまいます。

◎廃線の駅舎の小闇草いきれ
日本各地にありそうな景です。中七に「単なる思い出」ではない臨場感があります。

〇少年の秘密の基地や草いきれ
既視感はありますが、これぞ昭和の子たち。コロナで3年間をやっと学校に行けるだけの行動範囲、40数日の夏休みも家に籠っている令和の少年少女たち。
何事も「めんどくさい」とYouTubeを繰っている姿を見ているとやるせない気持ちになります。

〇灼熱や墓誌に夭折五人の名
灼熱の中の墓参は共通体験。明治生まれの祖母は11人の子を産みましたが成人したのは5人。5人はごくごく幼い年齢で、もう一人は17歳・赤痢で亡くなりました。そういう時代ではあったのでしょうが祖母はどれだけ辛かったことか。
ただひとり成人した男の子である父が、新たに作った墓誌には夭折の子たちの名を刻みました。

△湯を足しぬ子供ブールや北の国
この三段切れはイケマセン。語順を変えるか、上五の切れを解消するかですね。


 今、防災放送で「熱中症警戒アラート」が発表されました。24時間エアコン作動するしかありません。
これはもう毎年のこととなるのでしょう。恐ろしい。
不来方さん (8aqapchq)2022/8/3 09:10削除
第552回麦っこ選句(特選句一字脱字訂正再送)
◯ 草いきれ引込線の錆び鉄路
◯廃線の駅舎の小闇草いきれ
 草いきれと鉄道とは相性が良い。しかも廃線とはピッタリ。前句は使われなくなった引込線で「錆び鉄路」に風情あり。後句はまだ残されている「駅舎の小闇」がリアル。

◯闇に沈む南都七寺山夕焼
 「山夕焼」が中々。暮れなずむ奈良の七大寺の影。俳画の世界。

◯稲の花住めば都の風さわわ
 田園地帯の第二の故郷。稲の花を見ると心穏やかな気持ちになる。故郷の田園風景を思い出したのも知れない。

◎大西日国境線が脆くなる
 読み手としての連想は大西日→大陸→国境→人間の脆さ。すぐにウクライナ戦争を思ったが、それに拘らなくても人間社会の危うさを感じとれる句。
返信10
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/7/30 22:10 (No.30116)削除
553回出題
 蝉
 着
 雑詠
返信
のんさん (8b8xe2bx)2022/8/7 19:18削除
第553回麦っこ 投句

 引っ込みのつかぬ諍い蝉時雨
 夕凪や水着を洗う外流し
 八月の海は涙の匂いして
天馬さん (8bszqp0p)2022/8/7 18:39削除
553投句

蝉しぐれ演習場の鉄条網
盆用意糊の利きたる割烹着
理髪店のポール炎暑を巻き上げて
智美さん (8dfroqvi)2022/8/7 18:19削除
第553回 投句

 鳴いてるか地に近き枝の蝉の殻
 白麻の着流し龍之介のモボ
 一羽鳴きざわつく鴉大西日
ふたばさん (8augfkle)2022/8/6 18:36削除
第553回投句
北向きの小縁にしばし蝉時雨
羅を着て招かれし茶懐石
弟の遺品の「イマジン」夏の星
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/8/6 17:51削除
差し替えお願いします。

二句め
着火する炎の揺らぎ盂蘭盆会
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/8/6 17:46削除
553回 投句

掌の骸の匂い朝の蝉

着火する炎の揺らぎ青時雨

路地裏に鬼灯の花灯けり
太郎さん (8aq3zcoi)2022/8/6 11:52削除
麦っこ 553 投句
落蝉の虚空を搔きてやがて熄む
夕涼や空に到着便の列
月涼し織部の皿の芋羊羹
不来方さん (8aqapchq)2022/8/6 09:20削除
第553回麦っこ投句

挽歌なり噫八月の蟬しづか

着水のあとの白鷺瞑想す

標なきマリア観音草いきれ
こがめさん (8atk17xs)2022/8/4 15:04削除
第553回麦っこ投句

蝉声の続く激しさ元気づく

梨食むや着陸続く飛行基地

リハビリの歩き慣れてる白い靴
まりさん (8aq66elk)2022/8/3 10:02削除
553回投句

川風に委ねる手足蝉時雨
蒲は穂に空へ突き出す舟着場
念仏に始まる祭暮れなずむ
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/8/2 06:52削除
553回投句
跡形のなき生家跡蝉しぐれ
襷して水打つ着物学院生
出来ぬことまた一つ増え八月来
返信11
のんさん (8b8xe2bx)2022/7/24 16:31 (No.29358)削除
第552回麦っこ お題

 季語 草いきれ
 文字 都
 当季雑詠

 暑さにコロナ、厳しい日々ですが、ご自愛ください。
 よろしくお願いいたします。
返信
天馬さん (8bszqp0p)2022/7/31 23:22削除
552投句
塩の道なべて川沿い草いきれ
冷房や小池都知事の目の怜悧
陸奥や子供ブールに湯を足しぬ
のんさん (8b8xe2bx)2022/7/31 18:16削除
第552回 投句

 草いきれ走者一掃ホームラン
 炎天や都心の地下を徘徊す
 大西日国境線が脆くなる
ふたばさん (8augfkle)2022/7/30 20:29削除
第552回麦っこ投句

遺跡へと辿る細道草いきれ
歌舞伎座へ都電で行きし遠き夏
農婦なる母の手厚き胡瓜もみ
太郎さん (8aq3zcoi)2022/7/30 11:40削除
麦っこ 552 とうく

草いきれ引込線の錆び鉄路
闇に沈む南都七寺山夕焼
灼熱や墓誌に夭折五人の名
不来方さん (8aqapchq)2022/7/30 10:21削除
第552回麦っこ投句

空堀に戦さの匂い草いきれ

都より望む故郷の盆の月

蓮ひらく水のちからを葉に湛え

25日に4回目のワクチンの接種を終えました。4回ともファイザーです。副反応は殆んどなし。効いているのでしょうか???
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/7/29 10:59削除
552回 投句

廃線の駅舎の小闇草いきれ

掻い潜る首都圏の網旱星

門前に交わす挨拶水を打つ
智美さん (8dfroqvi)2022/7/26 15:04削除
第552回麦っこ投句

 頂上に出る寸前の草いきれ
 コンクリの裂け目どくだみ副都心
 月見草咲く気を見せて小一時間
こがめさん (8atk17xs)2022/7/26 11:48削除
第552回麦っこ投句

少年の秘密の基地や草いきれ

木の香り残る都電や青葉風

絵手紙の忍いち文字の団扇かな
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/7/26 08:48削除
552回投句
平泉駅まで一里草いきれ
大西日都電の客は片側に
純喫茶六枚羽根の天井扇
まりさん (8aq66elk)2022/7/25 21:02削除
552回投句

会釈して過ぎる少年草いきれ
稲の花住めば都の風さわわ
不意の喜雨久闊を叙す雨男
返信10
まりさん (8aq66elk)2022/7/24 20:49 (No.29387)削除
551回投句一覧&選句

「帰省」
野菜野菜野菜食べたい帰省の子
帰省して天使になったみたいと言う
髪型に都会が匂う帰省の子
十四のトンネル数え帰省かな
帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜
盆帰省星屑拾う夜の浜
帰省する故郷の駅湯の匂い
連山にひらく大窓盆帰省
帰省して馴染みの宿の玉子焼き
帰省子に山盛りのハム・ソーセージ

「操」
峰雲やドローン操作の影伸びる
白南風や福助もいる操舵室
負の感情操れなくて梅雨しとど
金髪の体操選手夏を跳ぶ
また迷うパソコン操作氷水
整備士の氷菓に憩う操車場
夕虹や鷹を操る皮手套
蜘蛛囲の操り人形寝てる部屋
うすものやスマホ操る指の腹
海風や山車を操る男衆

「雑詠」
六対の地蔵の素足百日紅
振り出しに戻る商談渋団扇
朝涼のラジオ体操異邦人
門前の甘味処に八一の書
丹田に力をもらう朝の蟬
街角のギターセッション大西日
誘導員頼る蔭なく炎天下
打水や話せる日まで待つことに
高原に愁訴を捨てる夏帽子
ポケットに小銭まばゆき夜店の灯


恐る恐る、本日午後4回目のワクチン接種。
特に3回目の副反応がひどかったのですが、4回目も3回目ぐらいは出ると思いますと医師。
体温計・解熱剤・飲み物・ゼリー飲料を準備し、2日間はゴハン作れませんと宣言してスタンバイ。
毎日2回の鉢物への水やりは?めだかの餌やりは?
頼めばやってくれるでしょう~。

多分今夜深夜から発熱すると思います。
ほとんどの方が発熱しないのに、なんで?私のどこが弱いの?ふしぎ。
返信
天馬さん (8bszqp0p)2022/7/31 16:01削除
551選句

○十四のトンネル数え帰省かな
トンネルの数が望郷感を強めていると思います。
◎連山にひらく大窓盆帰省
実家からの奥羽山脈が真っ先に浮かびます。今年のお盆は実家に行けるかなと思ってましたが、当地のコロナ陽性一気に増加です。
○整備士の氷菓に憩う操車場
昔なら男同士の飾らず賑やかな様子を思い浮かべたと思いますが、身内に若い女性整備士がおり、職場でめんこがられて(可愛がられて)いるそうで、時代の流れ感じて鑑賞しました。
智美さん (8dfroqvi)2022/7/31 10:37削除
第551回 選句

 ○帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜
  普段は買わないプレミアムなビールなどを用意して・・・、また昔話など出して・・、
  一番先に寝込んでしまって・・・。この上なく幸せな父親の姿。

 ◎連山にひらく大窓盆帰省
  山並みが一望できる所に大きな窓を造った家族憩いの部屋。
  全身がゆるりと緩んで、元気を取り戻す大切な場所。

 ○白南風や福助もいる操舵室
  船長さんの奥さんかお子さんが届けたものでしょうか。
  夏の日のさわやかな風を受けて、瀬戸内の島々を渡る白い船?。

 ○打水や話せる日まで待つことに
  ただ待つというのは結構エネルギーがいるものですが、
  それだけで解決することもあります。
  「打水や」の切れが効果的です。
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/7/31 09:56削除
551回選句
◎連山にひらく大窓盆帰省
〇盆帰省星屑拾う夜の浜
 故郷の海山は今も美しく雄大な記憶として残る。大窓を開くことも、星屑を拾うのも遠い昔の
思い出というより、帰省した作者が真っ先にやりたいことのように思える。
〇帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜
〇髪型に都会が匂う帰省の子
 帰省先には、いつも子供の成長を見守ってくれる親がいる。懐かしくも淋しい風景がそこにある。
のんさん (8b8xe2bx)2022/7/30 12:39削除
第551回麦っこ 選句

〇十四のトンネル数え帰省かな
 十を過ぎる辺りから故郷に近づいたと思うのでしょうか。東海道線ではなさそうで、想像が膨らみます。
◎連山にひらく大窓盆帰省
 法事での帰省でしょうか。親族が集まる座敷の前に開ける連山、気持ちの良い風も流れ込んできているようです。
〇整備士の氷菓に憩う操作場
 臨場感のある句、チームワークの良さそうな職場です。
〇打水や話せる日まで待つことに
 聞きたい気持ちを抑え、話してくれるのを待つ、包み込むような大きな愛を感じます。
太郎さん (8aq3zcoi)2022/7/30 10:52削除
麦っこ 551 選句
「帰省」
○髪型に都会が匂う帰省の子
都会へ出て数か月しか経っていないのに、挙措や口ぶり、髪型までもが一段とあか抜けて、わが子ながらその成長、変貌ぶりに大いに驚きかつ喜んでいるのであろう。

○帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜
家にいる頃は遠慮がちに嗜んでいた酒も、職場の風になじんで強くなり、話題も豊富になって、父親と対等以上に飲みかつ語るようになっている。仕事の関係で短期間となる滞在の間、家族の宴を思いきり楽しんでいる。羨ましい限りである。

◎連山にひらく大窓盆帰省
かつては古民家風であった家も、近頃は空調設備も整い、現代的な仕様の住宅になっている。久しぶりに帰り着いた家の大窓を思いきり開いて、ありがたきふるさとの山並の景を取り入れ、故郷の空気を胸いっぱいに吸い込んでいるのだ。山も河もない地をふるさとにしている身にはこれもまことに羨ましい境地である。「連山に」は語法的に誤りではないが、「連山へ」と迷うところではある。

「雑詠」
○門前の甘味処に八一の書
 秋艸道人会津八一は、歌人・美術史家・書家であり、その書は、独特の文字造形と良寛にも通ずる俗離れした雅味が魅力である。
 門前町の甘味処に掲げられた八一の書は、大字の扁額で、和菓子の老舗に相応しい雰囲気を演出しているのだろう。
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/7/28 13:57削除
551回 選句

◎ 連山にひらく大窓盆帰省

実家に帰っての一番のお気に入りの窓は、連山が広がっているのですね。私にとっては、海でした。巣立つまでの日々を静かに見守って来たのでしょう。
誰にでも心を開く窓がある。

○ 負の感情操れなくて梅雨しとど

感情は、やや直接的な表現ですが、よーくわかります。自分であって、自分では無い苛立ちと歯痒さが伝わります。


○ 整備士の氷菓に憩う操車場

景が鮮やかに見える一句。
汗みどろの笑顔が見えます。明るさがいいですね。

○ 打ち水や話せる日まで待つことに

打ち水の句には、風や匂いを配した句が多いですね。
この句は、あえて景を省いたモノローグ。会って話したい人が居るのか、タイミングを図る家族への想いか。
静かな心の動きが見えて惹かれました。
ふたばさん (8augfkle)2022/7/26 23:06削除
第551回麦っこ選句
〇盆帰省星屑拾う夜の浜
 満天の星、波の音、砂浜の砂に残ってい陽のあたたかさ。来し方行く末を考えるのは故郷のこの場所。情景が浮かんできます。

◎連山にひらく大窓盆帰省
 上5中七の措辞に魅かれました。いつも変わらない連山の姿に安堵している。

◯白南風や福助もいる操舵室
 操舵室にさりげなく福助が置かれてあり、船長さんの人柄もわかるような気がします。ふっと笑みがこぼれます。
 
〇打水や話せる日まで待つことに 
 季語がうまく働いていると思いました。
こがめさん (8atk17xs)2022/7/25 13:43削除
第551回麦っこ選句

〇野菜野菜野菜食べたい帰省の子
◎帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜
〇帰省子に山盛りのハム・ソーセージ
上記3句とも我が子が帰って来た時に大好きなものをだしてもてなしている景です。
いいなと思います。
わたしは帰るといろいろな漬けもや山菜らを出してくれました。
一番に口にするのは、冷たい「清水」でした。

次の句は実家に泊まるだけでなく馴染みの宿屋の食事ですね。
〇帰省して馴染みの宿の玉子焼き

兎に角帰省したいな。どうなることか。
まりさん (8aq66elk)2022/7/25 12:52削除
551回選句


〇帰省して天使になったみたいと言う
甘やかしてくれる両親と祖父母。広々とした空間、ゆっくり流れる時。有効期限付きの天使です。

◎帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜
まさに男親というものの一般的な在り方です。ひたすら地酒を汲み交わす。「二タ夜」ぴったりで多くを語ってくれます。父親となった息子は二泊して帰って行ったのでしょう。私にとっても見慣れた景ではありますが、母親とは違う目線の句が新鮮でした。

〇盆帰省星屑拾う夜の浜
帰省の度に思い出を拾いに行く浜の満天の星空。18歳から今日まで「帰省」経験のある私には、なつかしくあたたかくそして時にほろ苦く伝わってきます。

〇打水や話せる日まで待つことに
待つのは辛いことですが、季語が何気なく添っています。


警戒しきって受けた4回目のワクチンでしたが、熱は一晩で去ってくれました。頭痛も午前中で消えてホッ。初めて接種センターで受けたのですが、誘導やチェック・問診のために10か所ぐらいにスタッフが配置されていて、どれだけのお金がかかっているのだろうかと心配になりました。
不来方さん (8aqapchq)2022/7/25 12:24削除
第551回麦っこ選句
◯盆帰省星屑拾う夜の浜
 作者にとって故郷を実感するのは夜の浜辺。独り星屑を拾いながら色んな思い出が甦って来る。

◎連山にひらく大窓盆帰省
 こちらの句の故郷は「連山」。帰省の時以外に実家の(おそらく二階の)窓は開かれることは少ない。中七の措辞で、故山の大きな景と、湧き上がって来る作者の帰郷の思いが重なって気持ちのよい句。

◯白南風や福助もいる操舵室
 遠洋航海の船であろうか。航海士の人物像まで髣髴させてくれる操舵室の「福助」が味わい深い。

◯高原に愁訴を捨てる夏帽子
 夏の高原は愁訴を捨てるにはピッタリだ。

◯打水や話せる日まで待つことに
 この「打水」は、身近な誰かへの心配をぐっと我慢して機械的に打っているのであろう。心ここにあらず、の風情がよく出ている。
返信10
富美子さん (8ba7segn)2022/7/31 13:16 (No.30160)削除
麦船橋句会8月通信句会のお知らせ
  猛暑の続くこの頃、如何お過ごしですか?
  コロナもまだまだ納まらないどころか凄い勢いで増え続けています。
  ですので、今月は、大事を取って通信句会に致します。

 兼題  「爽やか」(邦夫さん出題)一句
     「原」  (眞喜恵さん出題)一句
      当季雑詠  一句

 締切   8月15日(月)24時
 投句先   小野富美子まで  メール或いは葉書
       よろしくお願いします。
返信
返信0
まりさん (8aq66elk)2022/7/17 22:34 (No.28758)削除
550回麦っこ投句一覧&選句

「夏帽子」
船頭の美声に酔えり夏帽子
麦藁帽共に田水を見回りぬ
灯台へ長き突堤夏帽子
入口は出口園児の夏帽子
ちょび髭にカンカン帽の祖父なりき
ルージュ鮮やか鍔広の夏帽子
雨昏き三越前をパナマ帽
似合うかな鏡で試す夏帽子
夏帽子しおさい号の指定席

「水」
雨水の桶に溢れる布袋草
草食の彼肉食の水馬
一本の電話に安堵水を打つ
一杯の水分補給生ビール
水色のハンカチ膝にBランチ
水を打つ弓道部員の赤襷
たまさかを積み上げて此処水を打つ
水扁の言葉もすがし石清水
水満たすボトル地球の灼ける音

「雑詠」
詩の欠片めく一粒の青葡萄
少年の日記はみ出す甲虫
合歓の花星の光を受けて散る
送り梅雨無聊の胡坐かき直す
下町の部活帰りの心太
玫瑰や地平へのぼる船の水脈
節電の暗き天井かき氷
旧道の更に旧道苔清水
出水一過泥に塗れた鎮魂碑


500回だ!ともりあがったのはついこの間のような気がしていましたが、いつの間にか550回です。
チリも積もれば・・・チリもいつかは何かの役にはたつでしょう。
とりあえず、ボケ防止にはなるはずです。
選句をお願いいたします。
(智美さんは今回欠席です。)
返信
天馬さん (8bszqp0p)2022/7/25 15:10削除
550選句

○灯台へ長き突堤夏帽子
○入口は出口園児の夏帽子
◎夏帽子しおさい号の指定席
はじめ地方によって異なる中七があるような気がしましたが、しおさいにインパクトがあり、季語が一層いきてます。
○水満たすボトル地球の灼ける音
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/7/23 10:11削除
550回 選句

○夏帽子しおさい号の指定席

海へと向かう静かな期待が伝わります。具体的な列車名であるしおさいの響きがいい。幼い頃の思い出を乗せて…潮風が匂います。

○少年の日記はみ出す甲虫

絵日記をはみ出すほど、大きく描かれた甲虫。この夏一番の宝物。少年の誇らしげな顔が浮かびます。

◎玫瑰や地平をのぼる船の水脈

何度か読むうちに、広々とした大地と海が開けてきました。浜茄子の赤を強調した表記。水脈の白さの対比も効いています。中七は、サロマ湖の対岸へ向かう船と勝手に解釈しました。
のんさん (8b8xe2bx)2022/7/23 08:35削除
第550回 選句
 
 ◎灯台へ長き突堤夏帽子
  絵日記の一ページのような広大で美しい景です。夏帽子は釣りする少年でしょうか。
 〇入口は出口園児の夏帽子
  「入口は出口」だけで、園児の元気に走り回る様子を感じさせるのは驚きです。
 〇一本の電話に安堵水を打つ
  待っていた電話なのでしょう。「水を打つ」という動作への転換が、安堵感をより伝えます。
 〇詩の欠片めく一粒の青葡萄
  ご近所で何軒か見かけます。私など可愛いなと見るだけですが「詩の欠片」とは、素敵な見方、表現です。
ふたばさん (8augfkle)2022/7/22 23:46削除
麦っこ550回選句

◎灯台へ長き突堤夏帽子
 青い海と夏空、大きな白い帽子をかぶったワンピースの少女。物語ができそうな光景です。

○夏帽子しおさい号の指定席
 房総の海へ。海鮮料理と温泉も楽しみ、と鑑賞するのは後期高齢者のせいでしょうか。

○少年の日記はみだす甲虫
 絵日記に描かれた生き生きとした甲虫が想像されます。

〇旧道の更に旧道苔清水
 山奥のちょろちょろと流れる冷たい水。ボトルに汲んできたいような…。
太郎さん (8aq3zcoi)2022/7/22 14:12削除
麦っこ 550 選句

◎灯台へ長き突堤夏帽子
【評】銚子や波浮などで見たことがあるが、上五・仲七は、大空のもと地平線まで見霽かす大景の中心で見る者の心をひろびろとさせる。「夏帽子」は、この風景の点景ないしは俳句の必要条件としての季語であるよりは、この句の主題として味わうべきだろう。夏帽子がこの景のどの部分に存在するかは、少し想像力を働かせる必要があるが。 

○夏帽子しおさい号の指定席
【評】千葉県には、「わかしお」「さざなみ」などとともに「しおさい」という海辺行きの特急列車が運行している。「しおさい」は、東京と銚子を結ぶ列車で、掲句は、始発駅か途中駅あるいは車中に乗り合わせての目撃だろう。「夏帽子」の乗客の心は、すでに漁港や地球が丸く見える丘へと飛んでいるにちがいない。

○少年の日記はみだす甲虫
【評】少年は、夏休みの宿題の絵日記を書いているのだろう。昼間、大騒ぎをして獲ってきた甲虫を日記に載せて見ていると、すぐに逃れようとして日記からはみ出すのだ。少年にとってこの一匹の昆虫は、何にもまして貴重な宝物であるにちがいない。

○下町の部活帰りの心太
【評】あまり道幅の広くない下町の商店街の、小さな甘味処に数人の少女が腰かけて、賑やかに話し合いながら心太を啜っている。傍らにラケットケースとバッグを置いているので、近くの中学校のソフトテニス部の生徒らしい。一頃は、下校途中に店に出入りするのを厳しく禁じられていたが、近頃はこのような愉しげな様子も見られるようになった。
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/7/22 09:39削除
550回選句
◎草食の彼肉食の水馬
 詫び寂び軽みの軽みの俳句。一読して記憶に残る。「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」水馬も肉食とは。
 草食の彼は作者のこと?
〇灯台へ長き突堤夏帽子
 灯台へ「へ」の効用。これによって、距離感、方向感、作者の立ち位置迄見えてきます。
〇入口は出口園児の夏帽子
 園児達の活発な動きが想像できます。
〇旧道の更に旧道苔清水
 山間の過疎の村。長い歴史を感じさせます。季語が清々しい。
こがめさん (8atk17xs)2022/7/20 16:31削除
第550麦っこ選句

〇灯台へ長き突堤夏帽子
ロマンティックですね。

◎入口は出口園児の夏帽子
「入口は出口」の表現がいいなと思います。園児の動きが見えてきます。

〇一杯の水分補給生ビール
ビールをおいしそうに飲んでいる景が浮かんできます。一日ご苦労様。

〇旧道の更に旧道苔清水
こんな山道に行ってみたいな。田舎に帰ればあるんだけど。「苔清水」の季語効いています。
まりさん (8aq66elk)2022/7/18 23:17削除
550回選句

◎灯台へ長き突堤夏帽子
省略の効いた句。夏帽子が生きています。ついつい季語を添え物(背景)にしてしまう自分を反省します。

〇夏帽子しおさい号の指定席
わくわくどきどきの夏帽子が最高に似合う席に違いありません。

〇詩の欠片めく一粒の青葡萄
確かに青葡萄は詩情をかきたてます。「めく」の功罪はある気がします。私なら断定を選ぶかもしれませんが「めく」の謙虚さも捨てがたいし。「めく」を表す他の表現は難しいとは思いますが…。

〇少年の日記はみ出す甲虫
夏休みの絵日記でしょうか。虫取りの好きな子はぐっと減りましたが、しかしいます。アンデルセン公園の虫取りできるゾーンには、虫取りに夢中の少年少女がいっぱいで嬉しくなります。いつか、虫を捕まえた子のお母さんが「これなんだろ、めっちゃメタリック」と言っていたので覗いたら玉虫。教えてやりました。近所の櫟の森の伐採が進み甲虫も住めなくなっています。見通しの悪い森はほとんどなくなりました。治安や倒木を恐れる人が増えたのでしょう。

〇旧道の更に旧道苔清水
動詞のない句の清々しさ。こういうところに出かけるチャンスはもうないかもしれないと思ってしまいました。
不来方さん (8aqapchq)2022/7/18 20:36削除
第550回麦っこ選句

◯灯台へ長き突堤夏帽子
 映画の一シーンのようでありながら身近でリアル。

◯入口は出口園児の夏帽子
 入口を出たり入ったりする園児たちが目に見える。「入口は出口」が中々。

◯一本の電話に安堵水を打つ
 安堵感と打水の流れがすんなり入って来る。どんな電話だったのだろうか。

◎少年の日記はみ出す甲虫
 本当に日記から甲虫が這い出てくるようだ。「少年」の使い方が巧い。

◯出水一過泥に塗れた鎮魂碑
 中七が水害の傷跡を表現して生々しい。
返信9
ふたばさん (8augfkle)2022/7/17 10:47 (No.28694)削除
第551回麦っこお題
 季語 : 帰省
 文字 :  操  訂正 (扇は季語でした)
 当季雑詠
返信
天馬さん (8bszqp0p)2022/7/24 19:48削除
551投句
野菜野菜野菜食べたい帰省の子
負の感情操れなくて梅雨しとど
打水や話せる日まで待つことに
智美さん (8dfroqvi)2022/7/24 17:31削除
第551回投句

 帰省して天使になったみたいと言う
 蜘蛛囲の操り人形寝てる部屋
 高原に愁訴を捨てる夏帽子
のんさん (8b8xe2bx)2022/7/24 16:47削除
第551回麦っこ 投句

 髪型に都会が匂う帰省の子
 また迷うパソコン操作氷水
 ポケットに小銭まばゆき夜店の灯
ふたばさん (8augfkle)2022/7/23 21:46削除
第551回麦っこ投句

十四のトンネル数え帰省かな
金髪の体操選手夏を跳ぶ
門前の甘味処に八一の書
不来方さん (8b8tdv36)2022/7/23 15:13削除
第551回麦っこ投句

帰省子とひたすら地酒汲む二タ夜

うすものやスマホ操る指の腹

丹田に力をもらう朝の蟬
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/7/23 11:02削除
551回 投句

盆帰省星屑拾う夜の浜

海風や山車を操る男衆

街角のギターセッション大西日
こがめさん (8atk17xs)2022/7/20 11:26削除
第551回麦っこ投句

帰省する故郷の駅湯の匂い

峰雲やドローン操作の影伸びる

誘導員頼る蔭なく炎天下
まりさん (8aq66elk)2022/7/19 22:44削除
551回投句

連山にひらく大窓盆帰省
夕虹や鷹を操る皮手套
六対の地蔵の素足百日紅
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/7/18 18:17削除
551回投句

帰省して馴染みの宿の玉子焼き

整備士の氷菓に憩う操車場

振り出しに戻る商談渋団扇
太郎さん (8aq3zcoi)2022/7/18 11:31削除
麦っこ 551 投句
帰省子に山盛りのハム・ソーセージ
白南風や福助もいる操舵室
朝涼のラジオ体操異邦人
返信10
まりさん (8aq66elk)2022/7/10 18:12 (No.28113)削除
549回麦っこ投句一覧&選句

「半夏生」
半夏生農機置かれし小暗がり
ぶつ切りの鯉の匂いや半夏生
一つまみ塩足すスープ半夏生
荒野へと流れゆく雲半夏生
半夏生給食時間のオルゴール
晴雨杖兼用傘や半夏生
半夏生あっけらかんと訃報来る
半夏生また買足せる栄養剤
半夏生酸化はじまる鉄の階
半夏生一錠増やすビタミン剤

「紅」
紅白の睡蓮開く天水桶
紅薔薇の最期火襷の小壺
鼓虫のごと紅白帽の散れり
紅を引くことも忘れて夏三年目
汗の鉢巻き紅の応援旗
咲き乱る夾竹桃の紅と白
撞木のみ残す鐘楼百日紅
走り出す紅緒の下駄と夏祭
夕日百選湖畔の宿の百日紅
黙礼の僧列紅蓮揺れやまず

「雑詠」
半夏雨ひねもす論語誦み直す
炎天や防鳥ネットの梨畑
万智ちゃんのサラダ記念日缶ビール
黒南風や半旗のなびく白き空
夏旅や注意事項に接種券
海脱ぎて少年夏の砂になる
移転する病院蓮の花盛り
ゴメンまで時間かかる子片かげり
娘らの叫び夕焼へコースター
自転車のタイヤの緩み夏燕
返信
天馬さん (8bszqp0p)2022/7/18 13:43削除
○一つまみ塩足すスープ半夏生
○半夏生酸化はじまる鉄の階
○黙礼の僧列紅蓮揺れやまず
◎海脱ぎて少年夏の砂になる
存分に遊んだ日焼けの少年がストレートに浮かびます。
まりさん (8aq66elk)2022/7/17 10:15削除
549回選句

◎ぶつ切りの鯉の匂いや半夏生
生臭さがダイレクトに伝わってきます。重く生々しい生活感が魅力的。

〇一つまみ塩足すスープ半夏生
こちらは、都会的なおしゃれな生活感。冷製スープでしょうか。じゃがいものビシソワーズ作ろうっと。

〇黒南風や半旗のなびく白き空
この度のショッキングな事件に対する半旗なのでしょう。白き空がいい。

〇海脱ぎて少年夏の砂になる
海からザバっと出て、そのまま砂浜に転がる屈託のない少年が目に浮かびます。私もやむを得ず使いますが、「て」の使い方は難しいですね。
ふたばさん (8augfkle)2022/7/16 22:48削除
第549回選句
〇半夏生農機置かれし小暗がり
 「小暗がり」はなかなかで出こない言葉で、感じ入っています。

〇ぶつ切りの鯉の匂いや半夏生
 鯉の匂い伝わってきます。季語がぴったり合っていると思いました。

〇半夏生酸化はじまる鉄の階
 毎日上り下りしている階段。鉄さびが浮いてうすくはがれてきたことに気づく。「酸化」が効いています。

◎撞木のみ残す鐘楼百日紅
 撞木だけが残っている。お寺の歴史をあれこれ想像してしまいます。主のいない鐘楼のわびしさ。対照的に盛んに咲く百日紅の赤が
 際立っています。
のんさん (8b8xe2bx)2022/7/16 11:30削除
第549回 選句

 ◎半夏生酸化はじまる鉄の階
  「錆びる」を「酸化」に置き換えただけで句の雰囲気がガラリと変わります。雨と暑さが交互に来る季感を感じます。

 〇紅薔薇の最期火襷の小壺
  薔薇の滅びゆく命と、焼かれて生まれ、生き続ける壺の命、対照が見事です。
 
 〇黒南風や半旗のなびく白き空
  時事俳句と思いますが、事実のみを淡々と描いているので、古びることのない句だと思います。

 〇ゴメンまで時間かかる子片かげり
  昔の自分を見ているようでドキリです。季語の片かげりの優しさが良いなと思います。
智美さん (8dfroqvi)2022/7/16 06:28削除
第549回選句

 ○半夏生農機置かれし小暗がり
   「小暗がり」に置かれた農機具、一つ一つが大事な家族の一員であるような、
   存在が浮き立つように思います。

 ○一つまみ塩足すスープ半夏生
   半つまみでも塩は劇的に味を調えてくれます。
   細やかな気配りをしながらも、てきぱきと動く姿も見えてきます。

 ◎紅薔薇の最期火襷の小壺
   この夏お向いさんから、何度も「紅薔薇」をいただきました。
   深紅の薔薇の蕾が開き始め、あでやかに満開となり、崩れ落ちる。
   まさに「最期」です。それを支える「火襷の小壺」との取り合わせがいいと思います。

 ○黒南風や半旗のなびく白き空
   悲しみが伝わります。大きな出来事が起こった時、
   こんなさりげない句が作れるのはいいなぁと思いました。
ジュピターさん (8byj9lwx)2022/7/15 18:01削除
549回選句
◎一つまみ塩足すスープ半夏生
 暑さ厳しき折、家族の健康を気遣う主婦(主夫?)の姿が浮かびます。
〇撞木のみ残す鐘楼百日紅
 梵鐘を置かないのは、予算の所為ばかりではなく、撞く人がいないのが当世の理由かもしれない。
〇黒南風や半旗のなびく白き空
 時事俳句として頂きました。
太郎さん (8aq3zcoi)2022/7/15 14:32削除
麦っこ 549 選句
〇半夏生農機置かれし小暗がり
【評】「小暗がり」は、農家の納屋だろうか。母屋の土間や竈屋だろうか。独特の雰囲気、匂いの中に、この頃使用している農機や農具が置かれている。農繁期でもあるこの季節の雰囲気がよく出ている。「し」は、いつもながらいささか違和感を感じる用法である。

〇一つまみ塩足すスープ半夏生
【評】手練の家庭料理人である女性の、季節を読んだ勘と腕の冴えを感じる句である。鬱陶しい季節であるがこのスープを味わうことで、生き返るような思いのすることであろう。

◎撞木のみ残す鐘楼百日紅
【評】先の大戦で、金属類回収令により拠出した梵鐘が、半世紀以上も経ってまだそのままになっている寺があると聞く。この鐘楼が歩んできた幾星霜の歴史を顧みると、種々、深い感慨が蘇る。そして傍らの古木の百日紅が、昔と変わらぬ鮮やかな色で、今日も、見る者のころに清新の気を吹き込んでくれる。
ちこりんさん (8aqg39gk)2022/7/15 08:54削除
549回 選句

○一つまみ塩足すスープ半夏生
塩足すが季節感にマッチしています。優しい心遣いを感じる一句。

○紅薔薇の最期火襷の小壺
取り合わせでいただきました。景としては小壺は花瓶かなと思いますが。

◎撞木のみ残す鐘楼百日紅
大鐘の消えた鐘楼の佇まいに想像が広がります。戦争や廃れゆく寺の歴史などを百日紅が語っているようにも思えます。
こがめさん (8atk17xs)2022/7/13 15:15削除
第549回麦っこ選句

◎半夏生農機置かれし小暗がり
田植え関係の農機具かな。ご苦労様。きれいに掃除されているのだろう。「小暗がり」
からほっとひといき休ませている感じがします。

○半夏生一錠増やすビタミン剤
「一錠増やす」が具体的でいいかな。

○汗の鉢巻き紅の応援旗
応援ご苦労様。「汗の鉢巻」から応援している姿が浮かんできます。でも熱中症に気をつけてください。


○夕日百選湖畔の宿の百日紅
こんな宿に速くいきたいな。


○黒南風や半旗のなびく白き空
さらっと出来事を句にしているのがいいなと思います。
不来方さん (8aqapchq)2022/7/11 10:17削除
第549回麦っこ選句
◯ぶつ切りの鯉の匂いや半夏生
◯一つまみ塩足すスープ半夏生
 どの句も半夏生の季節感との取合せに工夫の跡が見える佳句揃いであるが、この二句は植物との取合せがうまく嵌った。前句は雨の多い半夏生とぶつ切りの鯉の生々しさを嗅覚でつないだところが巧い。後句は熱中症の増える時期の生活感が上七でさりげなく表現されている。

◎紅薔薇の最期火襷の小壺
 どの季節も代表する花の最後は気になるものだが、掲句は薔薇と火襷の紅の相応によって、紅薔薇の最後の美を際立てせている。

◯走り出す紅緒の下駄と夏祭
 一読「と」がやや気になったが「や」では完成度が髙過ぎるかも。二読、「走り出す」の「下駄」と「夏祭」への両掛り効果で、夏祭の見えない山車も走り出すような勢いが伝わって来る。「紅緒」も効果的。

◯黒南風や半旗のなびく白き空
 安倍元総理の訃報への半旗であろうか。黒南風は半旗とよく合う。空は黒いのではなくあくまでリアルに「白い」。功罪半ばする元総理であったが、死は何もかも白く浄化してくれるのかも知れない(合掌)
返信10